Festival of Britainのポスター
とても興味深いドキュメンタリーを見たので、ブログで紹介しようと思います、、
BBC4制作による、「The 1951 Festival of Britain: A Brave New World」
1951年にロンドンで開催された、Festival of Britainの当時の様子や、準備の裏側に迫ったドキュメンタリー。
廃墟がいたるところに残り、住宅の再建など、国の復興が一番の課題だった1951年に、人々の「心」の復興のために、このFestival of Britainが開催された。
今では、国際的なコンサートホールとして知られるRoyal Festival Hallがメイン会場だった。
英国が世界に誇るテクノロジー、そして、これからの未来の新たな生活スタイルの提案、、
国民の気分を一新するお祭りでもあり、また社会復興に向けたエキスポだった。
会場の様子
写真中央は、展示の目玉であったSkylonというオブジェ
Festival of Britainで、英国を代表するプロダクトデザイナー、Robin & Lucienne Dayは、戦争で白黒になった世界に、「色」を提案した、、
先日、わが街、Ealingで開催されたRobin & Lucienne Dayの回顧展を観て来たけど、庶民に手が届く価格で、質の良いデザインを、という信念のもと、時代が求めているものを具現化した、Robin & Lucienne Dayのデザインは、まさに、英国モダンデザインの原点だと思う。
私の中で、すこしぼやけていた50年代の英国の姿が、このドキュメンタリーと、展覧会を観た事によって、かなり鮮明になった、、
Lucienne Dayのテキスタイル・デザイン
このデザインは彼女の代表作
外国人は、英国人のプライドの高さは、大英帝国時代の名残りからだ、とよく言うけど、
私は、勝戦国ながら、国がボロボロになり、戦時中も含め、配給が14年も続いた英国、、その苦しさ・辛さを乗り切って発展を遂げた、英国人の忍耐から来ているのではないのか、と思う。
残念ながら、このドキュメンタリーのリンクは切れてしまっているけど、再放送があることを願っています。
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