2013年3月25日月曜日

ロイヤルアカデミー「George Bellows」展



ちょっとお休みしていたブログを再開することにしました。
もうすぐイースターのロンドン、春になるどころか、冬に逆戻りしていて、明日は、体感温度、なんとマイナス4度!
50年ぶりに寒い3月だとか。
さて、先週の金曜日、素晴らしい展覧会に行ってきたのでブログでお知らせしようと思います。
Royal Academyで開催中の展覧会「George Bellows」展
アメリカを代表する現代画家なのに、英国での知名度は低く、私も今回の展覧会で彼の名前を初めて知った。

 

20世紀の初めから、第一次世界大戦後あたりに活躍し、42歳で急逝したGeorge Bellows。
オハイオからアートを学ぶためにニューヨークに移り住み、印象派の影響をうけつつ、彼の目に映った日常をキャンバスに描いた。
アフリカ移民の子供たちが路上で遊ぶ姿、当時は違法で、プライベートクラブで開催されていたボクシングの試合、雪が積もったハドソン川沿いの風景、、
ボクサーの顔から流れた血が、筆の勢いとともに、鍛えられた体の肌色に混じりあっていく、、



彼の目を通して見た日常はここまでも美しく、また美しさを切り取っていくなかで、具象が抽象になっていく瞬間の絵画。
久々に、一枚一枚の絵に見入ってしまった展覧会だった。
金曜日の仕事帰りに、ひとりでのんびり鑑賞した「George Bellows」展。
こういったロンドンの楽しみ方もありかな、と思った。。お勧めの展覧会です。

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