2013年5月4日土曜日

素材の個性




は~、長かった一週間が今日、やっと終わった。
英国は、月曜日が、Bank Holidayの休日なので、今日から三連休。
現在、ロンドンの南西部のKingstonという住宅地のプロジェクトを手掛けている。
昨年一緒に仕事をした英国人建築家から紹介されたプロジェクトで、とんとん拍子に決まった仕事。
その分、期待に応えないといけないため、ちょっぴりプレッシャーも感じてる。
昨日は、パートナーのダニエルと一緒に、石材を見に行ってきた。


 

Kingstonからさほど遠くない、Surbitonにある石材ヤード。
中国、ブラジル、イタリア、、世界各地から取り寄せられた石が整然と並べられていた、、
プロジェクトで使う予定の石だけをさっさっと見て帰る予定が、他の石材のあまりの美しさに感動して、結局長居をしてしまった。
やっぱり素材を見るって面白い、、自然が創り出す芸術品とはまさに石だな思った。
まるでモダン・アートを見ているみたい、、ひとつとして同じ石はない。
模様だけではなく、すごく硬い石なのに、とてももろかったり、うっとりするくらい美しく、すぐしみになる石だったり、、




完璧な石なんてないのだけれど、ある特徴に惚れて、その石を良しとする。
まるで、人の個性と一緒だな、と思った。
やっぱり、人も素材も、完璧でないほうが美しい。
私の人間関係においても、そつなく生きている人より、感情的に少し不器用に生きているほうが魅力的だと思う。
と、ロンドンで石を眺めながらふと思いに耽った一日でした。


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