2011年9月25日日曜日

ちょっぴりキッチントーク:100% DESIGN


大変ご無沙汰していました、、記事をアップしようと思いつつ、前回の記事から結構な時間が経ってしまった。
先週から、ロンドンは、デザインウィークで盛り上がっています、、先週、100% DESIGNに足を運んできました。
正直なところ、100% DESIGNの英国での評判はあまり良くない、、
私の中でも期待度がかなり低かったのだけど、とても素晴らしい商品を発表していたキッチンスタジオがあったので、紹介しようと思います。


その名は、Robert Timmons Furniture、、ドア材やヒンジなどは、プロジェクトごとに、オーダーして、高級なキッチンをテーラー・メードで製作。
今回の展示のアイランド・キッチンを見たけど、質は、最高だった、、
キッチン・デザイナーの友人2人とドアや引き出しを開けまくり、とにかく観察したけど、このレベルでキッチンを製作しているメーカーさんって、あまり思いつかないくらい、「品があり、美しいキッチン」で、とにかく感動した。
ドア材、ヒンジ、取り付け、ディテール、全ての点に置いて、その質はパーフェクトだった。
もうひとつ感動した点、それは、値段、、展示商品の販売価格が、65,000ポンド(約900万円)、、英国の相場からしたら、余裕で100,000ポンド(約1400万円)で販売できる質だった。
アプライアンスは、全てガゲナウのトップエンド、天板は、一部に、伊ステンレスメーカーのFOSTERが使われているし。


オーナーのRobertさんと話をしたけど、かつては、高級キッチンの取り付け業者さんをしていて、それから、自分のビジネスを立ち上げたとのこと。
話を聞いて納得したのは、家賃が高いショールームもないし、高級メーカーの名前も持たずに、とにかくコスト削減に努めているとのこと、、なるほどね。
システムキッチンの世界って、名が知れたブランドでも、実は、自社工場を持っているところが意外と少ない、、ブランド名を前面に押し出しながらも、ドア材や箱は、外注して、組み立てのみを行っている、、そんな、メーカーは結構多い。
そんな中、Robert Timmons Furnitureは、中間経費をとにかく削減して、質のいいキッチンを、リーゾナブルに提供している。
ビジネスとしても、とてもいい形のキッチンスタジオだな、と思った。

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