日本から帰国して以来、朝4時頃目が覚めて、まだ2時間くらい時差ぼけ中。
ロンドンでの日常に戻った中、通勤中、地下鉄に張られたポスターを眺めながら、勝手にひとりであれやこれや分析、、もう趣味の世界。
自分自身を分析してみると、要は、コミュニケーション自体にとても興味があるのだと思う。
自分の思いをどう相手に、心を込めて、はっきり、効率よく伝えるか、、異文化で第二言語を話している私にとっての永遠のテーマ。
と、今回は、時代の流れに大きな影響を与えた、英国の政治ポスターを紹介。
あまりにも有名な、70年代後半の、保守党の選挙キャンペーンのポスター。
コピーの大きな太文字の下に、うねるように職安に並ぶ人達、、、労働党政権の中、国民の不安を掻き立てる、強烈なくらいインパクトがあるポスター。
"LABOUR ISN’T WORKING." のコピーは、「労働者は働いていない。」と、「労働党の政治は機能していない。」のPlay on words と言われるダブルミーニング。
1979年、この選挙では、保守党が勝利し、サッチャー政権の幕開けとなる。
次は、もう一枚、歴史に残るポスター、これは労働党のポスター。
1945年、第二次世界大戦後初に開催された総選挙の、労働党のキャンペーン用ポスター。
"AND NOW - WIN THE PEACE." 戦争に勝利した英国、次は、国民の平和な生活を勝ち取ろう、という意味。
戦時中の、英国プロパガンダであったVサインをモチーフとした、シンプルながら、とても迫力のあるこのデザイン、、
このポスターを掲げた労働党は、この選挙で圧勝し、クレメント・アトリー首相が率いる政治がスタートする。
う~ん、やっぱり、グラフィックデザインって面白い、、特に、英国はこの分野強し。
もう一度デザインを勉強し直すのであれば、絶対にグラフィックデザインかな。
本当、シンプルだけど、ガツンと来るポスター。
返信削除シンプルだから、なのかもしれませんが。
デザイン一度やりたい分野です。
ねいじゅ
コメントありがとうございます。
返信削除本当に名作ですよね。
こういったいいデザインは最近なかなか見ないです。