2011年12月27日火曜日

植田正治「僕のアルバム」


昨日は、久々に姉に会って、姪っ子のんちゃんと遊んだ、、
一緒におはじき遊びをしていて、「赤いおはじきを3つ下さい。」って言うと、可愛い小さな声で、「かしこまりました。」と言って、一生懸命おはじきを探すのんちゃん。
どんどん大きくなるのんちゃんを見て、確実に時間は過ぎているのだな、としみじみ。
帰国前から、姉にお願いして買ってもらっていた、植田正治の写真集「僕のアルバム」を受け取った。
姉の前で、写真集を見ながら涙が出そうになってしまった、、
写真家が、愛する人の写真を撮ると、なんでこんなに美しいんだろう。
お見合い結婚して間もない、19歳のあどけない妻の表情、子供が生まれてだんだんと母親の顔になってく姿、植田正治の為に、砂丘でおかしなポーズを取る姿、、
妻の写真以外にも、写真集には、植田正治が見た、日常の風景が盛り込まれている。
この写真集を見て、私は、いつも遠くを見ようとしすぎて、目の前の美しいものを見逃してしまっているんじゃないか、と思った。
次回、帰国した時には、鳥取にある、植田正治の美術館を是非訪れたい。
実際に人がどう生きてきたとか、庶民はその時代をどう見たのだとか、そういったリアリズムの部分にとても興味がある、、
また、姉夫妻から、木村 伊兵衛の写真集を、父からは、ユネスコ世界記憶遺産に登録された、山本作兵衛の炭鉱画の画集をプレゼントしてもらった。
まだまだ、見たい世界、知らない世界はたくさんあるな〜

2011年12月24日土曜日

メリークリスマス


明日は、いよいよクリスマス、、
今年のクリスマスは、地元の福岡でのんびりと過ごしています。
実は、ちょっぴり前に、一区切りをつけようと、5年間勤務した会社を辞め、冷静にこれからの自分を見つめ直すつもりが、ここ最近、かなり感情的にアップダウンしていました、、
そんな中、友人が言ってくれた言葉が、Always, remember that you are not defined by your 'job': 自分という人間は、「仕事」で定義されないということ。
この言葉で、だいぶ気持ちが楽になった、、
家族、友人、仕事仲間、とにかくこの期間にたくさんの人が、話を聞いてくれたり、人や仕事を紹介してくれたり、、本当に有難かった。
結局、休みを挟まずに、臨時の仕事が決まり、また、そこでとても面白いプロジェクトに携わることに。
来年は、まず自分をサポートしてくれた人たちに対して、ちゃんと恩返しができるような年にしたいな。
最後に、エリザベス女王に扮したPG TIPSのモンキーから、クリスマスのメッセージを。
みなさん、素敵なクリスマスをお過ごし下さい☆

2011年12月16日金曜日

Rostropovich: The Genius of the Cello




iPlayer / BBC4で、素晴らしいドキュメンタリーを見たので、ブログにアップします。
旧ソ連出身で、20世紀を代表するチェリスト、ロストロポーヴィチの人生を描いたドキュメンタリー、「Rostropovich: The Genius of the Cello」
政府から多大なる優遇を受け、ソ連を代表する音楽家として活躍していた中、ノーベル文学賞を受賞しながらも、国家反逆罪で逮捕されたソルジェニーツィンを自宅に匿ったことで、人生は一転し、国外追放される形で、英国に渡り、そのまま、アメリカに亡命。
英国に降り立った際に、憔悴しきった表情で「ソ連、そしてソ連の人々を愛している」と話した、ロストロポーヴィチの映像はなんとも忘れられない、、
激しすぎるくらい豊かな感情、それをチェロの声として、表現したロストロポーヴィチ。
もう、3−4回観てしまったこのドキュメンタリー。
ちょっと前に観たのだけど、ソ連の芸術への興味のきっかけを作ってくれました。
このドキュメンタリーを観て、もっと貪欲に、美しいものを見て、聞いて、生きていきたいと思った。
来年、そういった年にしたいな。

2011年12月10日土曜日

一目惚れ、、トナカイくん。


今日、友人とBayswaterに中華を食べにいったのだけど、その帰り道、このトナカイくんと目が合ってしまった、、ああ、一目惚れ。


だって、可愛すぎる、、
そんなわけで、袋に入ってこんな状態で、地下鉄にて、私と一緒に自宅に帰って来ました、、もう、みんなの注目の的!
トナカイくん、クリスマスが過ぎても一緒に過ごそうね。

2011年12月8日木曜日

HMS Oceanからメリークリスマス


クリスマス前に、とってもイギリスらしい動画を見つけたのでアップします。
HMS Ocean(イギリス海軍のヘリ空母)の部隊が、マライヤ•キャリーのクリスマスソング「All I Want For Christmas」 に合わせて出演する動画。
今年の4月に7週間の予定で、訓練航行に出発したHMS Ocean。
だけど、リビア紛争に伴い、国連の協力部隊として、7週間の航行予定が、7ヶ月になってしまった、、
このクリスマスソングの歌詞にあるように、彼らは、クリスマスには、プレゼントは何も要らなくて、とにかく愛する家族や恋人と過ごしたい、というのが一番の思いなんだと思う。
今週、長い任務を終えて、帰港するHMS Ocean。
ちょっとふざけた動画ではあるけれど、人生、笑うところはしっかり笑う、英国のユーモアたっぷりで、とても共感が持てた。
また、部隊にとって、こうやって一緒にひとつの事に取り組むのが、モラルの向上に必要だった、とのこと。
日本の自衛隊がこんなことするなんて、考えられないな、、動画の最後の最後がとってもいい感じです。

2011年12月4日日曜日

個人レッスン&サンデーロースト


クリスマスまで残すところ、あと数週間、、寒さも増してきて、街並もクリスマスイルミネーションでとても美しい。
今日は、インテリア分野のスキルアップをしようと、以前にもブログで書いた、バスルームデザイナーの友人に、個人レッスンをしてもらった。
友人とは言えども、ロンドンの著名インテリアスクールである、ケリー•ホッペンや、KLCで講師を勤める彼が、個人的に、こういった時間を費やしてくれるのは有り難かった。
デザインについてはもちろんのこと、予算の組み方や、デザイナーの責任の範囲など、本当に参考になるレッスンでした。


レッスンの後は、Chiswick にある、パブThe Roebuckでサンデーローストを一緒に食べた。
うん、ちょっと量は少なめだけど、ここのローストはとても美味しかった!
サービスも良かったし。
デザートは、ソルトキャラメルのアイスで締めくくり。
やっぱり個人レッスンっていいな、、聞きたい質問に対してずばり回答してもらえるし。
次回は、フォローアップレッスンとして、実際のプロジェクトをもとに、私がバスルームをデザインすることに、、頑張ろう!

2011年12月1日木曜日

ジェントルマンな英国人男性


さて、今回のブログのトッピックは何にしよう、、と思いつつ、以前から暖めていた、「英国人男性」について書こうと思います。
私も、英国人男性と結婚して、この国の男性がいいなぁ~、と思うこと、それは、女性に対してとても優しいということ。
私は、英国にしか住んだことがないので、他のヨーロッパの国、例えば、スペインやフランスの男性とは比較ができないけど、やっぱり、英国人男性は、ジェントルマンなんじゃないかと思う。
なにせ、レディース・ファーストのマナーがとにかく根付いている、、
生活のあらゆるシーンで、とにかく、女性を優先させたり、さっとヘルプしてくれたりする。
先日、なんとか乗れて3人のエレベーターに私が乗り込んだ後、縦にも横にも大きな男性が乗ってきた。
ドアは、彼の方にあって、同じ3階まで向かったのだけど、到着して、ドアを開ける場面になって、彼が、私の為に、ボタンを押してドアを開けていてくれる、、もちろんレディースファーストなんだろうけど、ドアと彼の間は、約60cmくらい、、よっこらしょ、とエレベーターを降りた私。
彼が先に降りる方が確実にロジカルなのに、このシーンでも、頑固なくらい、やっぱりレディース・ファースト。
電車やバスで、私と男性がほぼ同時期に乗り込もうとしても、男性は、まず立ち止まって、にっこり笑顔で「After you」っていわれるし、、いや通勤ラッシュで、笑顔すらないときも歩けど、やっぱり、レディース・ファースト。
昨日も、両手に荷物を持って、カフェに入ろうとして、重いドアを肩で開けようとしたら、「本当に重いドアですね」っとにっこり笑顔で、英国人男性がドアを開けてくれた、、
もちろん、そうじゃないシーンもあるけど、全体的にやっぱりジェントルマンだと思う。
あと、女性に重い荷物を持たせない、これも鉄則みたい。
ビル夫と結婚して以来、一緒にいる時は、重いものを持ったことがない、、ショッピングに行っても、私はハンドバックだけを下げて、残りの荷物はビル夫の担当。
それで、付いたあだ名が、「ドンキー・ビリー」、、イメージだと、ロバがたくさん穀物のバックを抱えさせられて、よたよた歩いている感じ。
写真は、私の中の究極の英国人ジェントルマン、映画「高慢と偏見」でコリン・ファースが演じる、Mr Darcey、、あぁ、地下鉄でMr Darceyに、「お先にどうぞ」とか言われてみたい!