2012年11月25日日曜日

のんびり日曜日



もうすぐ日曜日の8時、、あ〜、週末が終わっちゃうと思うととても悲しい。
今週末は、何の予定も入れずに自宅でのんびりと過ごした。
今日は、朝からビル夫とドライブに行って、近所の公園で散歩して、ロンドンでも有名なオークションハウス、Chiswick Auctionに立ち寄ってきた。
個人的には、アンティークには全く興味がないのだけど、好きな人にはたまらないのかも。
絵画から、家具、置物、食器、ギター、、となんでもあり。
ナチスドイツのヘルメットまであるし!
ちなみに、ナチス関連グッズは、他のヨーロッパ諸国だと販売禁止なのだけど、英国はOKみたい。




帰りに、日系のお魚屋さん、「あたりや」でお刺身を買って、ランチは手巻き寿司。
最近、つくづく思うけど、ロンドンは外食が高すぎる!
そこそこの料理を食べて、お酒を飲むと、30−40ポンド平気でなくなっちゃう。
それなりに美味しいものに対して払うのならいいのだけど、あまりにもシンプルで自宅で出来そうな料理にそういった金額を払うのだから、本当にもったいないと思う。
そう思うと、今回の手巻き寿司もとても安くて美味しかった!
カボチャのお味噌汁も作ってみました。
これからは、友人と会うのも、自宅にしようかな。

2012年11月14日水曜日

John Lewis (ジョン ルイス)英国デパートのキーワード



週末、Youtubeで、英国の老舗デパート、John Lewisのディレクターである、Andy StreetのJohn Lewisのビジネスモデルについてのプレゼンを見ていた。
英国でのJohn Lewisの愛され方というか、信用度というのはものすごい。
英国人が、ショッピングをする上で、商品やサービスのクオリティーの指標となるのがJohn Lewis。
私のクライアントさんも、商品の話になると、たいてい、John Lewisにまず行って、値段や品質をチェックする。
確かに、サービス精神がほぼ無いに近い英国だと、John Lewisのサービスはだんとつに優れている。
また、会社の構造もとてもユニーク。
従業員全員は、「パートナー」と呼ばれ、会社の株を持ち、会社の経営に対して意見を述べる権利を持っている。
まるで小さな国家、、フロアごと、支部ごとに別れ、定期的に経営方針について会議が行われ、「パートナー」の意見がマネージメントに反映されるようになっている。
Andy Streetがプレゼン中に話していた、John Lewisの経営理念で、顧客に一番伝えたいメッセージ、、それが「Trust(信頼)」というキーワード。
要は、「物を売ること」ではなく、「信用を売ること」。
そして、デパートとして「物を売らないといけない」John Lewisのテレビコマーシャルがこれ。
なるほど、、「Trust(信頼)」というキーワードを広告にすると、こういった形になるのか。
このコマーシャルを見て、ちょっぴり涙目になった人も多かった、、さすがJohn Lewis。

2012年11月4日日曜日

The September Issue




週末の今日、Youtubeにアップされていた「The September Issue (邦題:ファッションが教えてくれること)」を観ていた。
アメリカン ヴォーグの、敏腕編集長、アナ・ウィンターを中心に、一番重要だとされる、9月号の編集舞台裏を描いたドキュメンタリー。
世界のトップファッション誌、ヴォーグがどのように創り上げられるか、クリエイティブ、ビジネスの両面から垣間みることが出来きてとても興味深い。
何より印象に残ったシーンは、クリエイティブディレクター、グレイス・コディントンGrace Coddington)の、ベルサイユ宮殿でのこのシーン。
彼女がまだファッションエディターとして駆け出しだったころ、一緒に仕事をした写真家、ノーマン・パーキンソンに言われたことが、車のなかでも居眠りをせずに、とにかく周りの世界を見続けること、、それが自分のインスピレーションになるから、、
美しいものを観ることへの貪欲な姿勢、、私も、彼女のように、常に好奇心を抱いて、美しいものに出来るだけ触れ、たくさんの人に会って、色々な経験をして、これから生きていきたいと思う。

2012年10月24日水曜日

新たなコレクション



先日、Christie'sでのオークション以来、ポスターの魅力にますますはまっている今日このごろ。
先週、新たな一枚がコレクションに加わったのでご紹介します。
British Rail50年代のポスターで、Frank Newbouldの作品。
ポスターアーティストとして、Travel Posterといわれる、鉄道やクルーズ関連の多くのポスターを手掛けた。
また、第二次世界大戦中には、市民の戦争意識を促すポスターを多く手掛けている。
ポスターアーティストとして有名な、Abram Gamesのアシスタントをしていたとはとても興味深い。
Abram Gamesのポスターはいつか、一枚は欲しいな、、


 

ポスターを買うときは、いつも直感。
有名、無名に限らずに、なにかピンときたものがあったら買おうと決めている。
今回のこの作品は、構図がとても好きだった。
モチーフの切り取り具合だったり、なんだか日本の浮世絵に似ている、、
ただ、何より一番の魅力だったのは、ポスターの原画が一緒に付いていたこと。




Frank Newbouldが丁寧に描いた、水彩画のオリジナルの一枚は手に入るとは、本当にラッキーだった。
この原画以外にも、小さな紙に描かれた鉛筆スケッチもあり。
かなりの年代もので、紙もとても薄っぺらなので、今週末にでも修復屋さんに持っていく予定。
それから、フレーミング、、はやく自宅の壁にアップしたい!

2012年10月22日月曜日

Open House

 

最近、なんだか時間が経つのが早いな~だって、もうすぐ11月なんだもん。
クリスマスなんて、もうあっという間なんだろうな。
そういえば、昨年のこのころは、ちょうど以前の会社を辞めたころ、、5年間たくさん学ばせてもらったけど、今の方が自分らしく仕事が出来ている感じかな。
クライアントさんと話して思うことは、人って本当にクリエイティブ、とうこと。
「私はデザイナーじゃないから」と謙遜しながらも、どのクライアントさんも、たくさんのアイデアをもっている。
そのクライアントさん、ひとりひとりが生きた中で培ってきたクリエイティビティーを引き出して、形にしたあげることが何より大切なのかも。
まさに、クリエイティビティーの種を見つけて、育ててあげる感じ、、編集者とか、プロデューサーという立場に近いのかも。
今週土曜日には、Open Houseを開催予定。
ショールームではなく、実際の空間に入ったキッチンを見るってとても大切かなと思って。
エドワード朝に立てられたテラスハウスのお庭部分に、建物を拡張して、ここにキッチンを入れました。
クライアントさんは、建築家にも頼まずに、このプロジェクトを見事に創り上げた。
キッチン以外にも、空間に関してや、インテリアの内装まで、いろいろと、アドバイスしたし、私にとっても自信作です。
今週末は忙しくなりそう!

2012年10月8日月曜日

ロンドンで家を買う



週末、iPadでLocation Location Locationという不動産情報番組を見ていた。
実際に、家の購入を真剣に考えている視聴者が登場して、不動産エキスパートPhil SpencerKirstie Allsopp が、与えられた予算内で、お家を探すという番組。
結構な長寿番組だけど、英国は、この手の不動産番組がとにかく多い。
英国では、家がまさに資産である英国らしい。
私のしている仕事も、この「家=資産」の方程式がもとに成り立っている。
家の価値を上げるためには、まず、いいキッチンを入れること、これが鉄則。
私も、家の価値を上げるために、家を出来るだけ高額で売るためにキッチンをデザインしてほしい、とよく依頼がある。
仕事を通して、色々な家を見るけど、ロンドンはとにかく家が高い!
とにかく高い、、今回のLocation Location Locationでは、£230,000 (約3000万円)の予算で、北ロンドンの、Kenish Townで、1ベッドフラットも購入は厳しくて、さらに北のWood Greenにエリアを移した、、
Kentish Townでも無理なのか、、確かにいいエリアではあるけど、ここまで地価が高騰しているとは思わなかった。
もう、地下鉄沿線のまともなエリアでは、最低でも£230,000 くらいの予算がないと、まともな家が買えないということ。
家の価格だけでなく、地下鉄料金も値上がりする一方だし、大学の学費も高額になったし、魅力的な街であることは間違いないけど、ロンドンって本当に住みにくい街だと思う。

2012年10月4日木曜日

ひとりごはん



昨日は、仕事帰りにひとりで食事をした。
息抜きというか、なんというか、よくひとりでレストランに行く。
なかなか、お手頃で、ひとりでふらりと立ち寄ることが出来るレストランって、ロンドンは本当に少ないのだけれど、そんな中、イーリングコモン駅前の、あたりや寿司バーはお気に入り。
ここでいつも、チラシ寿司にビールを飲みながら、物思いに耽る、、
サーモンに、中トロに、しめ鯖に、、脂っこいネタばかりだけど、お腹がすいているから、これはこれでOK。
いくらが大好物なので、いつもいくらを、いっかん分エキストラトッピング。
いつも、情報ソースにさせてもらっているブログ「倫敦のハムステッドヒースから」を読んでいたら、ロンドンに本格的なお寿司屋さん、「鮨徹」がオープンしたとのこと。
写真を見る限り、確かに美味しそう、、こういった日本志向のお寿司屋さんが英国でも人気だとは、英国人の嗜好のレベルも上がってきた証拠なのか。
ただ、いっつも、英国のお寿司屋さんで、なんで?って思うことがある、、それは、鮨オンリーだということ。
あたりや寿司バーも、鮨徹も、暖かい一品がひとつもないということ。
鮨徹に限っては、お味噌汁もなしだとか、、確かに一品料理って手間がかかるし、お寿司にフォーカスしたいのはわかるけど、生だけってのは、いかがなものかと思う。
せめて、焼き物など、暖かい一品を数点出してもらえないかな、、それと焼酎!あたりやさん、お願いします(笑)
こんなブログを書いてると、福岡の美味しいお魚が恋しくなってきた!

2012年9月30日日曜日

ポスターオークション @Christie's



日曜日の今日、ビル夫と一緒に、前回ブログにアップした、Christie's のロンドン地下鉄のオークション「Posters With A Purpose」のViewingに行ってきた。
South KensingtonにあるChristie's、、嘗ての職場の最寄り駅でもあり、昨年末まで、5年間、毎朝通った駅、、ちょっぴりノスタルジックに思えた。




Christie'sに入るなり、かなりの混みよう、、そう、ポスターのViewingと同時に、ジェームス ボンドのオークション「50 Years of James Bond」のViewingも同時開催されていて、会場は、ボンドファンの熱気に溢れていった。
ドアをくぐって、一番最初に展示してあったアイテムは、ダニエル・クレイグが「Casino Royal」 ではいていたいた海パン(笑)




私は、ぴんと来なかったけど、ボンドファンにはたまらない一点なのかな、、
ボンドの展示をさらりと見て、後は、じっくりロンドン地下鉄のポスターを鑑賞した、、古いものは、1920年代から、新しいものでも1950年代のものまで。
どのポスターも、とにかく素晴らしいデザイン。




特に、印象に残ったのが、1926年にデザインされた、「100年後のロンドン」のポスター。
地下鉄のポスターながら、ポスターの中の100年後のロンドンは(2026年)には、地下鉄ではなく、日常の旅は、飛行機や飛行船などで、全て空で行われていた。
空の旅へのシフトは無かったけれども、夕暮れを背景に、ロンドンのスカイラインを創り上げる高層ビルは、まさに今のロンドンが描かれている、、
ますます、ロンドン地下鉄ポスターのファンになってしまった今回のオークション。
10月3日まで、Viewingが開催されているので、よかったら是非。

2012年9月18日火曜日

嬉しい再会



今、嬉しい再会から帰ってきた。
10年来交流が続いてる、インターン先でお世話になった方とのディナー。
大学の卒業式の次の日にNYに渡ったのが、ちょうど10年前だった。
今振り返っても、私の人生の中でもNYでの時間が一番密度が濃かった気がする。
今回も、NYからお土産をもらった、、使うのがもったいないくらい。
自分のことを信じてくれている人に会うと、本当に元気になる、、

2012年9月10日月曜日

英国カルチャー

またまた気付いたら、一ヶ月もブログを更新していませんでした、、
最近、ビル夫から毎日、ブログを更新したか聞かれていて、しまいには、私がこれ以上更新しないんだったら、ビル夫が記事をアップするとの事。
次回から、英語の記事になってるかも(笑)
さて、ロンドンは週末は最後の(!)夏日だったのかな、、今朝はもうすっかり秋の陽気でした。
最近、仕事、仕事で、せっかくロンドンにいるのに、カルチャーに触れていないなーと。
今月は以下の展覧会とダンスを観にいこうと、、自分への覚書として。


「Posters With A Purpose: The London Transport Museum Sale」
Christie'sで開催されるロンドン地下鉄のポスターオークション。
今回は、London Transport Museumのアーカイブからのコレクションということで、アイコニックな、
グラフィックデザインの歴史に残るポスターがたくさん見ることができる。
ポスターファンの私としては、絶対に見逃せないオークション。
私も、ロンドン地下鉄のオリジナルポスターは、一枚でもいいから手に入れたいな~


「Some Like It Hip Hop」By Zoonation
これは、ロンドンのダンス専門のシアター、Sadler's Wellsの姉妹シアターの、Peacock Theatreで開催されるヒップホップのショー。
昨年、Sadler's Wellsで一部を観たのたけど、ダンスも素晴らしかったし、ウィットもありで、とても英国的なヒップホップだった。
基本的に、クラシックからコンテンポラリーダンスまで、ダンスはなんでも大好きなのだけど、一緒に行ってくれる人がなかないない!
今回は、親友にも思いっきり振られたし、ビル夫も誘えないし、、興味ある人、メッセージ下さい(笑)

2012年8月8日水曜日

ポストカード




今日、2枚のポストカードが届いた。
一枚は、実家の母から、もう一枚は、先日自宅に招待した英国人夫妻から。
母からのポストカードには、「Happy Birthday!」と書かれている、、そういえば、今月17日は私の誕生日か。
最近、毎日があまりにも慌しくて、自分で自分の誕生日のことを忘れていた。
クリエイティブな母らしく、イラストとともに、丁寧な文字で近況が書いてある。
友人からのポストカードは、日曜日に招待した食事会のお礼、「Huge Appreciation」と万年筆でかいてある。
お刺身を近所の日系の魚屋さんでお願いして、天ぷらに、お味噌汁に、、ちょっと日本食を頑張って作ってみたら、大喜びしてくれた。
ポストカードは、アイルランド人の劇作家、ジョージ・バーナード・ショー著「The Intelligent Woman's Guide To Socialism, Capitalism, Sovietism & Fascism」ペリカンブックカバー。
そういえば、食事の席でもこのカバーに通ずる彼女の意見を展開していた。
私も、これから、友人の出産祝いにカードを書く。
直筆の文字を見る機会がなくなった現代で、やっぱり、手紙って嬉しいな。

2012年8月5日日曜日

アナログサービス



あぁ~、ようやく週末。
今週はとにかく慌しかった、、朝4時に起きて、5時には出勤して、デザインを仕上げて、8時にクライアントさんと現場で打ち合わせ、そして夜の7時からプレゼン。
仕事は好きだけど、仕事は人生の軸にはなってほしくない、、いや、軸でいいんだけど、第2の軸でないと。
仕事に関して言えば、最近だんだんと軌道に乗ってきた。
ちょっとした縁があって、今は、ロンドンの南東部の閑静な住宅街、Dulwichを中心に、Forest Hill, Herne Hill, Bromley近辺の住宅のキッチンを多く手掛けていて、最近は、少しづつ、紹介でもお仕事をいただく様になってきた。
以前の会社では、ロンドン中心地、KensingtonやBelgravia地区で、High Profileなプロジェクトに携わって、それはそれでとても勉強になったけど、クライアントさんとの距離はかなり遠かった。
今、改めて思うけど、クライアントさんは、とてもパーソナルなサービスを求めている、、
今の時代こそ、フェイスブックだったり、ツイッターだったり、ネットを通して、コミュニケーションを図ることができるけど、実際に会って話さないと、その人の吐息は伝わってこない。
私の現場で実際に求められているサービスって、とってもアナログで、一緒に紅茶を飲みながら、雑談をしつつ、クライアントさんの話をしっかり聞いてあげること。
今秋には、現在進行中のプロジェクトのクライアントさん宅で、Open Dayを開催予定。
ビクトリア朝住宅のリフォームで、こういったキッチンリフォームは、今英国で一番求められている形、、私もかなり頑張ってデザインしたキッチンで、完成したらプレスに写真を送る予定。
ロンドン南東部を中心に活躍する建築家やインテリアデザイナー、またキッチンリフォームを考えているエンドユーザーを招待して、交流会を開催予定。
ちょっとしたホームパーティーのように、ゆっくりお喋りをしながら、交流を図ることができれば。
今後、どういったスタンスで仕事をしていきたいかとふと考えることがあるけど、今のように、小規模に、コミュニティーを中心に、クライアントさんと一対一で、丁寧に仕事をしていくのが自分には向いているじゃないかと思う。

PS 写真はスタバのコーヒー。英国では、カップに名前を書いて、出来上がったら、名前で読んでくれる、、これもアナログサービスへの回帰?

2012年7月31日火曜日

Kenneth Williams



オリンピック開催中のロンドン、、私個人の感想だけど、、もちろんテレビを付けるとオリンピックで盛り上がっているのだけど、かなり普通な生活を送っています。
昨日、英国を代表するコメディアン、俳優のKenneth Williams の生涯に焦点をあてたBBCドキュメンタリーを見て、昨晩以来、なんだか頭からKenneth が離れない。
といっても、ビル夫が好きなコメディアンというだけで、昨日まで彼のことを全く知らなかった。
生まれはロンドンで、労働者階級の出身。
ビクトリア時代の、典型的な男尊女卑の塊のような父親を持ち、結局、死ぬまで父親とは打ち解けなかった。
学校を卒業した後は、父親は望んだ職業だったCartographer(地図を描く職人)の元に、弟子入りする。
そんな中、第二次世界大戦が勃発。
Kennethの疎開先となったのが、弁護士の家庭、、ミドルクラスの、本に囲まれた洗練された生活に感化され、これをきっかけに、Kennethは、労働者階級アクセントを捨ててて、ミドルクラスアクセントとともに、階級社会を駆け上がる、、
誰にも本心を絶対に打ち明けず、友達の前でも、役者を演じきったKenneth。
自分がゲイであることをどうしても受け入れられず、最後まで結婚せずに、最後は、一番愛した女性である母と一緒に(隣のフラット)に住み、晩年は、自殺か、薬物の過剰摂取か分からないまま、謎の死を遂げる。
人の生き様って、、なんだか答えが浮かばないけど、英国カルチャーも学べる、とて素晴らしいドキュメンタリ-なので、よかったら是非、、リンクを張っておきます。

2012年7月29日日曜日

オリンピック開幕~



いよいよロンドンオリンピック開幕!
やっと!オリンピックムードに沸くロンドン。
金曜日の夜、8時ごろ、ビクトリア駅を通り過ぎたけど、思ったより人が少なく、落ち着いていた、、きっと9時から始まる開会式に備えて、皆、家路を早めたんだと思う。
開会式は、とっても英国らしく、さすがにやってくれたな!といった感じだった。
特に、ジェームス・ボンドが、バッキンガム宮殿までエリザベス女王を迎えに行って、女王が、スタジアム上空のヘリからパラシュートで登場する(もちろん、本番はスタントマン)という演出は、さすが、ユーモアの国、英国!だった。
ボンドも、やっぱりレディースファーストで、まずは、女王から飛び降りるとこがジェントルマンの国らしい。
そのほか、英国を代表する指揮者、Simon RattleとMr Beanの掛け合いなども、とても面白かった。
私は、これからオリンピックのテニスを観戦しに、ウィンブルドンへ。
ファーストコートでは、世界ランキング2位のDjokovicがプレーするとのと、楽しみ!

2012年7月24日火曜日

土曜日


数日まで気分が落ち込むくらい悪い天気が続いていたのに、日曜日から急に真夏日に!
いつもそうなのだけど、英国ってなんでも極端。
なんとなくどんよりしていた私の気持ちも、天気とともに晴れてきた。
土曜日は、ビル夫と一緒に、メンタリストDarren BrownのショーをStrandにあるNovello Theatreに観にいった。
ショーはまあまあ面白かったのだけど、お互いちょっと疲れていたせいもあり、前半だけを見て劇場を後にした。


ただ、なかなか歴史がある劇場のようで、雰囲気や内装が素晴らしかった、、
インターバル(休憩時間)の間に、ドリンクオーダーで並ばなくていいように、ショーが始まる前に、ドリンクを注文したら、自分の番号を告げられ、この専用棚から各自取りに行くシステム、、
ビル夫いわく、これは英国の劇場ではよく見られるらしい、、面白い!
劇場を後にした後、Covent Gardenを歩き回る、、散策するならこの近辺はとにかく楽しい。
Royal Opera House見ながら、London Tranport Museumを抜けて、お洒落なバーやレストラン通り過ぎて、Strandに向かうと、立派な劇場が立ち並ぶ。
そこから、Waterlooブリッジを渡りながら、清清しい風を浴びながら、テムズ川を眺める。
夏のロンドンをもっと楽しんでみたくなった土曜日でした。

2012年6月25日月曜日

Photographers' Gallery



最近、天気が不安定なロンドン。昨日は、久々にいい天気で目が覚めたので、せっかくの日曜日にロンドンを楽しむことに。
ネットで、タイムアウトを見ていたら、私が好きな写真家、Edward Burtynskyの写真展が、Photographers' Galleryで開催中と知り、ビル夫を誘って(というか、たたき起こして)、セントラルロンドンへ。
Edward Burtynskyの写真に出会ったのは、学生をしていた10年前。
大判の写真に映し出された世界は、石油の発掘現場や、古びたオイルタンカーの解体現場、古くなって捨てられたタイヤの山、、などなど。




私たちが日常の中、無意識で使っているものの行く末というか、意識しない反対側が捉えた写真というか、、見ていてはっとさせられると同時に、アートとしての美しさがある。
展覧会は、移転して、リニューアルオープンしたPhotogphers' Galleryでの開催だった。
オックスフォードサーカスから徒歩数分の、立派な建物。
ロンドンのど真ん中なのに、物静かに佇むギャラリー、、素敵なカフェもあるし、殆どの展覧会が無料だし、これからは、定期的に足を運ぶ予定。
Edward Burtynskyはもうすぐ終わってしまうけど、とても素晴らしい展覧会なのでよかったら是非!

2012年6月3日日曜日

Diamond Jubileeの週末


Diamond Jubileeで盛り上がっている週末のロンドン、ホント、久々にのんびりしています、、
先日、あまりの忙しさと疲れで、体調を崩してしまい、今後の仕事のスタイルを見直そうと決意、、
今週末、スコットランドから義理のお母さんが泊まりに来ているので、今日は、2人でビクトリア&アルバート美術館にいってきた。
トップの写真は、ミュージアムショップのウィンドーディスプレイ。


お目当ての展覧会は、『British Design 1948-2012』。ロンドンオリンピックが開催された1948年からオリンピックイヤーの今年までの英国デザインを振り返る展覧会。
戦後の復興から、50年代の英国の伝統からどう新しいデザインを生み出すかという葛藤、60年代の新しいライフスタイル、パンクが生まれた70年代、、個人的には、この辺りまでが一番面白かった。


こんなに素晴らしい展覧会を久々に観た、、日本からわざわざロンドンに来てみる価値があるくらい(!)
展覧会の後は、自宅近所のパブに、サンデーローストを食べに。
お皿に盛られた料理が運ばれてくるのではなく、Carveryと呼ばれる、カウンターに牛や豚のローストが並べてあって、注文を受けからスライスしてくれるスタイル。


付け合わせも、ローストポテトに、茹でた人参やブロッコリー、チーズソースのかかったカリフラワーなどなど。
Carveryをやってるパブって少ないので、自宅数分で、こんなに美味しいサンデーローストが堪能できるとはとにかく幸せ。
せっかくロンドンにいるんだもん、これからもっと、生活をエンジョイしたいな。

2012年5月31日木曜日

最近気になっているブランド、、



そう、最近気になっているファッションブランド、、Hobbs
英国のファッションブランドで、ちょっとトラッドなデザインながら、ウィットがきいてて、クラシックで、とにかく素敵。
特に、HobbsのNW3のシリーズがとにかくいい感じ、、デザインがまさに英国!



そこそこのお値段がするから、気軽には買えないのだけど、30歳もすぎて、クライアント相手の仕事もしているし、やっぱり、いつもお洒落に気を使って、綺麗にしておかないと、、といつも母に言われる言葉。
ピアスをあけていないけど、この唇のピアスなんて是非してみたいな、、
ああ、物欲。。
夏に向けて、あと何着か欲しいな〜

2012年5月30日水曜日

終了、、


昨日、お世話になっていたデザイン事務所の最終日でした。
ラッキーにも、とても面白いプロダクトデザインのプロジェクトに関わったここ半年間、人のネットワークがとにかく広がった、、
写真は、同僚らとの最後のティータイム。
というわけで、6月からdesignbeelondon本格始動です。
早く、ウェブサイトを立ち上げなきゃ、、

2012年5月19日土曜日

Diamond Jubilee


そういえば、もうすぐDiamond Jubilee :エリザベス女王即位50周年、、ロイヤリストではないけど、ユニオンジャックや、王冠などをモチーフにした、Golden Jubilee グッズは大好きかも。
今日は、お仕事させて頂いてるショールームの飾りつけをしていました。
やっぱり、窓際にどどんと目立つ旬なオブジェを置かないと、と見つけたのが、紙でできた王冠。
マークス&スペンサーで見つけました、、
ベニスのすっきりお洒落なセンスとはまた違う、ポップで可愛い英国デザイン。
Golden Jubilee の4連休が待ちきれない!

2012年5月13日日曜日

ベニス出張


気付いたら、1ヶ月以上ブログを更新していませんでした、、もうちょっと頑張って更新しよう!とここで宣言させて下さい。
今週はイタリアに出張していました。
ひとつプロジェクトの話があり、急遽、ベニスへ、、といっても、ベニスの街は飛行機から眺めただけで、ベニス近郊の街で、3日間、終日打ち合わせ。


イタリアのメーカーに5年勤めていたので、イタリアのデザインセンスに関しては熟知していたつもりだったけど、、甘かった。
やっぱり、イタリアって凄い、、本当に、、私の想像の域を遥かに超えていた。
初日には、イタリアの打ち合わせ先に、ベニス近郊の街にあるレストランに連れて行ってもらった。
天井には、たくさんの手拭きのムラノグラスが吊り下げてある、、食器のセンス、インテリア、ファッション、、見るもの全てにデザイン感覚を磨かれた。


やっぱり、創造する立場にいる人間として、こういった時間を意識的に作っていかないとだめだな~
打ち合わせ先には、ロンドン土産として、ショートブレッドを持っていったら、ものすごく喜んでくれた。
エスプレッソとダブルデッカーのコラボもなんだか可愛かったし。
これから、ちょっと面白い展開になりそう、、またブログで報告します。

2012年4月8日日曜日

英国熱 パート2


前回、英国熱についての記事を書いたけど、ここ最近、ますます英国熱上昇中!
夏のオリンピックももちろんだけど、6月にGolden Jubileeこと、エリザベス女王の即位50周年も控えているし、盛り上がらないわけがない。
かつては、Timeout誌を毎週買っていたけど、最近は、展覧会などの情報収集は地下鉄のポスターでしている。
V&Aで、展覧会「BRITISH DESIGN 1948-2012」が始まった、、これは絶対に見逃せないな。
人々の生活の視点からは、戦後から50年代、そして、Swinging 60sと呼ばれた、英国デザインが花咲いた60年代も是非振り返ってみたい。


ビル夫と60年代英国の話をしていたら、英国のTVスパイドラマシリーズ「The Avengers」がまさに、60年代の英国だよ、と教えてくれた。
オープニングを見て、映像のセンスに惚れてしまった、、私の大好きな英国がぎっしり詰まってる、、ウィットに、洗練されたセンス、そしてセクシーさ。
今年はまさに、我が第二の故郷となった英国を知るいい機会になりそう。

2012年3月31日土曜日

「個」であるということ


今回、さとなおさんの「組織や肩書きに頼らず『自分』を晒して生きるということ」というブログ記事を大変興味深く読ませてもらった。

ボクは、ソーシャルメディア時代、「個であること」ほど、大切なことはない思っている。
独立してひとりで生きろ、とかノマドしろとか、そういう意味ではなく、組織や肩書きに頼らず、「自分」を晒して生きることがとても大切だと思っている。
 
私も、昨年末で5年間勤めたインテリア会社を辞めて、今は個人で仕事をしているけど、さとなおさんの言うとおり、肩書きに頼らずに、個人として仕事をしていくことはとても大切なことだと痛感している。
もう私には、鎧となる組織はなくなってしまったので、個人として頑張っていくしか選択しがないのだけれど、自分の性格上、そうなたっらそうなったで、覚悟を決めて、毎日に励んでいるかんじかな。
ただ、「個」になった瞬間から、一気に人のネットワークが広がった。
かつて組織を通して繋がっていた人たちが、今度は私個人として付き合ってくれるようになった。
私が組織を離れても付き合いたいという人たちと、組織に属さない「私」を良しとしてくれる人たちとのネットワークが出来てきた。
なんだか体に羽がついたように、気持ちが一気に軽くなった、、今までの私でいいんだと。
私にとって「個であること」と同様に大切なことは、「フツーでいること」。
正直、表に押し出したいような自己も自分にはないし、どんな人い会っても、「フツー」に接していたい。
今まで、肩書きだけを見ると緊張して話せなくなるような人たちと接する機会に恵まれた。
そこで思うことは、そういった人に限って「フツー」であるということ。
相手の肩書きや、放った一言、バックグラウンドなどは何も重要ではなく、まるでそれが見えないように、「個x個」で話してくれる。
と同時に、そういった人達は、感情的にとても豊かで繊細だということ。
相手の気持ちを汲み取ったり、同情する能力がとても優れている人達ばかりだった。
だから、こういった「フツー」な人たちが、組織のトップに上りつめるんだ思う、、
そんなことをつれづれに思う、土曜日の朝でした。

2012年3月25日日曜日

バルセロナ休暇


大変、ご無沙汰していました、、
なんせ、筆無精なもので、気付いたら、もう1ヶ月もブログを更新していなかった、、今後は、もっと気軽に、ちゃんと定期的にブログを更新します!
今朝、バルセロナでの休暇からロンドンに戻ってきました。
帰国するやびっくり、ロンドンが、スペイン並に素晴らしい天気!
前回の旅で、バルセロナに惚れ込んでしまい、短期アパートに滞在して、地元民のような生活を楽しんで来ました、、



アパートのロケーションは、世界遺産に指定されている、サン・パウ病院の目の前、、5階建てのアパートの屋上階で、バルコニー付き。
キッチン、洗濯機、トースターなど、生活に必要なものは全て完備で、アパートから歩いて2分のところに、生鮮食品が充実しているスーパーもあり。



サグラダファミリアには、歩いて10分くらいの位置にあるのに、お魚屋さんあり、八百屋さんあり、そしてカフェ、レストランも充実していて、1週間の滞在を本当に楽しめた。
にしても、サン・パウ病院の建築としての美しさって、もう言葉に出来ないくらいだった。
スペインを代表するアールヌーヴォー時代の建築、いや、世界中を見渡しても、こんなに美しく、愛に満ちあふれていて、アンビシャスな建築ってないんじゃないかと思う、、



30年近い月日を掛けて、建築家親子2代にわたって、創造されたサン・パウ病院。
デザインにおける理想の追求において、このような建築は、経済的に、政治的にもう建てられることがないと思う。
毎朝、サン・パウ病院の鐘の音と共に目覚め、バルコニーでCAVAを飲みながら、夕暮れのサン・パウ病院の美しさに浸る、、そんな贅沢な時間を送ったバルセロナでした。

2012年2月19日日曜日

ロンドンで働くということ


最近、週末返上で、食事もまともに取らずに、朝から晩まで、ノンストップで仕事をしていたら、さすがに体調を崩した、、
個人で働くようになってから、もちろん、結果を出さないと行けないというプレッシャーもあるけど、私なりに仕事が面白くて、ちょっと無理をしすぎたのかも。
クタクタになって、友人に電話したら、「Work smart!」と言われた、、要は、自己管理も含め、賢く仕事をしないといけないということ。
ラッシュアワーで、人混みに揉まれながら、駆け足で地下鉄の駅を脱出して打ち合わせに向かったり、時間が足りなくなりロンドンキャブに乗り込んで、現場に向かったり、、
こんな中、ふと思うことは、ロンドンで働くということは、むちゃくちゃエキサイティングだということ。

         

私は、19歳で語学学生からスタートして、5年間学生としてロンドンで過ごしているけど、私にとっては、学生として過ごすロンドンより、働いて過ごすロンドンの方が100倍楽しい。
特に、ロンドンで仕事をするということは、世界を相手に仕事をしていくことだと思う。
会社での5年間では、とても貴重なプロジェクトに携わらせてもらった。
渡英する前に、毎週日曜日、「海の向こうで暮らしてみれば」というドキュメンタリーを欠かさず見ていた。
別所哲也さんのナビゲーションで、海外で夢を実現した女性たちの仕事と生き方をテーマにしたドキュメンタリー番組、、エンディング音楽は、ジョン レノンの「Woman」。
当時、私はまだ高校生だったし、英語も全く喋れなかっので、画面の向こうで輝いて活躍する女性達は、私にとってまさに憧れだった。
それから、15年、、少しは憧れに近づいたのかな。
会社を辞めて以来、今は私にとって実験段階だけど、一生懸命頑張ったら、いい方向に向かうかな〜
とりあえずは、無理をせずに、もうちょっと余裕をもって頑張ってこう!

2012年2月13日月曜日

英国料理:Toed in the hole



日曜日の昨日、ビル夫の同僚のお家に、ランチに招待された。
私達の結婚式にも参加してくれた友人で、当時、奥さんのお腹にいた赤ちゃんは、もう学校に通い始めていて、妹を可愛がる立派なお兄ちゃんになっていた。
私たちが到着するや否や、最近買ってもらった沢山のおもちゃを、2人交互に見せにくる、、本当に可愛かった。
旦那さまである、料理好きのウェールズ人の友人は、今回、日本人の私の為にと、英国を代表する料理「Toad in the hole」を作ってくれた。


Toadとは、ガマガエルのことで、直訳だと、「穴にいるガマガエル」、、いまいち食欲をそそらない料理名だけど、これもご愛嬌。
要は、ヨークシャープディング(甘くない、シュークリームの皮)にソーセージが入っている料理で、野菜を添えて、オニオングレービー(濃厚な玉ねぎソース)一緒に食べる。
在英11年目にして初めて食べる、英国料理、、あまりにも家庭料理で、パブやレストランで殆ど見かけないし。


興味新々の私の為に、友人が、料理手順を丁寧に説明してくれた、、一番のコツは、プディング記事をトレーに流し込む時には、トレーを熱々にオーブンで熱していないと駄目なのだとか。
そうしないと、生地がしっかり膨らまないらしい。
そして、オーブンに入れて、待つこと30分、、じゃじゃん!こんなに、思いっきり膨らんだ、Toad in the holeの完成!
オニオングレービーをたっぷりとかけて、Toad in the holeを食べたけど、最高に美味しかった!


英国料理の神髄って、なにせこのシンプルさにあると思う、、
前回の記事にも書いたけど、やっぱり、ジョージ オーウェルの言う通り、一番美味しい英国料理は家庭でしか味わえない、とあらためて納得した日曜日でした。

2012年2月8日水曜日

アート界の英国熱


仕事帰りにふと思った、、今年の夏にロンドンでオリンピックが開催だって、、信じられない!
開催地に決定したのは、2005年だから、もう7年前、、ほんの少し前の事のように感じる、、
決定後の翌日に、ロンドンがテロに見舞われたのは鮮明に覚えている。
私のオリンピック興味度は、う〜ん、どうなのかな、もうちょっと盛り上がっていいのかも。
ただ、ロンドンの街では、英国熱が上がって来ている、、雑貨屋さんでも、最近、ユニオンジャックやロイヤルファミリークッズを多く見かけるし、英国文化を様々な角度から捉えた記事を多くみるようになった。


今年に入って、美術館やギャラリーで、英国アーティストの展覧会がどんどん開催されている。
ナショナルポートレードギャラリーでは、英国肖像画家の巨匠、Lucian Freudの展覧会、ロイヤルアカデミーでは、英国を代表する現代アーティスト、David Hockneyの展覧会、そして、なるほどね、と思ったのが、テートモダンギャラリーで、春からオリンピック開催期間を挟んで開催される、ヤングブリティッシュアーティストというグループを代表するアーティスト、Damian Hirstの展覧会。
「Damian Hirst」展は、かなり話題の展覧会になりそう、、
ちょっと不思議に思ったのが、ロンドンでも有数の芸術施設、バービカンで、オリンピック開催期間中の展覧会、、「Bauhaus」展、、なんだか旬な展覧会ではないと思うのは、私だけかな?
私は、肖像画がとても好きなので、「Lucian Freud」展は足を運ぶ予定。
オリンピックに芸術と、今年は色々な角度から刺激されそうな年になりそう。

2012年2月5日日曜日

キッチンデザイン


ご無沙汰していました、、
年明けから、コーディネーションの仕事と平行して、個人でキッチンデザインの仕事を受け始めて以来、たくさんのプロジェクトに恵まれ、週末返上で働いています。
今は、とにかく仕事が楽しい、、会社に勤めていた時よりもずっと忙しくなって、体はすごく疲れているのに、ストレスは全くなし!
最近つくづく思うけど、英国でインテリアをする醍醐味って、やっぱり住宅自体の面白さにあるんだと思う。
昨日は、ロンドン郊外の閑静な住宅街に打ち合わせに行ってきた。
ビクトリア時代に建てられたディタッチドハウスと呼ばれる、家の両側の壁が横の家から独立している邸宅。
穏やかな英国人夫妻と、ティーを飲みながら、キッチンの打ち合わせを進めていった。
今回は、キッチンだけでなく、既存の壁をぶち抜いて、空間作りからのアドバイス。
英国って、リノベーションになると、インテリアの空間をとにかく大胆に変えることが多いから面白い。
3m近くある天井を見上げると、ビクトリア時代の美しい装飾が見事に残っている、、換気の関係で天井はいつも確認するけど、換気の位置をかえて、この装飾を残しましょうと提案。
また、英国の住宅を手がけていて、絶対の避けて通れないのは、Chimney Breastと言われる暖炉。
多くの人は、部屋を少しでも大きくする為に、Chimney Breastを取り除くことが多い。
壁から、凸上に構造が飛び出ていて、とにかく厄介だけど、うまくに取り込めば、いいデザインになる。
今回のプロジェクトは、まさに白のキャンバス、、プレゼンに向けて、帰りの電車の中で、アイデアを巡らせていた。
来週は、50年代に建てられた住宅での打ち合わせ。
住宅の面白さって、人の実際の生活を垣間みることにあると思う。

PS 写真は、以前デザインしたキッチンのプレス写真。このキッチンが、英国インテリア雑誌「EKKB」の表紙を飾りました。上の記事は、英インテリア誌 「25 BEAUTIFUL HOMES」の特集記事より。

2012年1月21日土曜日

馬小屋パブ 〜 The George Inn


先日、英国人の友人に誘われ、テムズ川沿いSouthwarkにあるパブ、The George Innに一杯飲みにいった。
月に一回、おじさま達が集まり、音楽セッションをするから聞きに行こうと。
パブに到着すると、数人がもう既にギターを弾き始めている、、
友人らと飲んでいると、次々とセッションの輪が大きくなっていった。
ここは、彼らの練習の場みたい、、談笑をしながら、みな思い思いの楽器を持ち寄り演奏している。
ああ、なんだかロンドンっぽい、、他人の目を気にしない、それぞれの価値観で生きているとこが。
ここのパブ、かなり好きかも、、私が好きなフツーっぽさがある。


料理も美味しく、エールのセレクションもなかなか。
後で調べてみると、このGeorge Innは、1676年に建てられ、チャールズ ディケンズも訪れた歴史的なパブとのこと。
もともとは、宿屋として建てられ、1階部分は馬小屋、、建物を見るだけでも行く価値あり。
現在、ナショナルトラストが管理しているみたい。
大通りから、一歩入ったとこにあるので、知らないと絶対に行かないかも。
私のロンドンお薦めパブに仲間入り!