2011年3月31日木曜日

日本高校ラグビー代表 遠征試合


先週、NY時代にお世話になった方からのご紹介で、日本高校ラグビー代表の取材のお手伝いをしていました。
スコットランドとウェールズでの遠征試合の為に渡英した、日本高校ラグビーの精鋭たち、、東京でご活躍される、テレビプロデューサーとライターの方のウェールズの試合の取材コーディネーションを担当。
日本チームは、スコットランドチームに勝利して、これは、日本高校ラグビーにとっては、大きな快挙だったとのこと。
私が観戦した、ウェールズチームとの試合は、残念ながら負けてしまったけど、十分勝てた試合だった、、勝利は決して遠くはなかった。


全くの専門外で、ラグビー初観戦の私にとって、はらはらドキドキのお仕事だったけど、関係者のみなさん、とてもいい方ばかりで、また、我が地元の九州の方も多く、楽しく仕事をさせてもらった、、
試合が終わった直後、テレビプロデューサーの方を追っかけてピッチに入り、汗でびっしょり濡れた選手を目の前にして、なんだかジーンと感動した、、久々に込み上げる感情だった。
今回は、ラグビーの魅力に貴重な角度から触れることができて、ちょっぴりラグビーファンになった。
これからも、日本ラグビー応援しよう!

2011年3月28日月曜日

色は文化


会社でイタリアのトップメーカーの家具を取り扱うことになり、ここ数週間、ずっと商品をスタディしていた。
ディテールや価格はもちろんだけど、まずは、商品のカラー・パレットをチェック。
このアップした色、、あぁ、美しい、、美しすぎる、、ここが「デザインはイタリア」な理由だと思う、、3段目のからし色なんか、まさにイタリア色。
そして、このカラー・パレットが、まさメーカーの顔であると思う。
今回、特に素晴らしいと思ったのが、パレット4段目から始まる様々なグレー。
他のメーカだったら、2・3色で済ましてしまうとことが、14色もある。
ここ数年、ヨーロッパの流行色のひとつであるグレー。
日本では、「鼠色」「灰色」と言われるこの色は、江戸時代に、「粋な色」として流行したらしい。
確かに、それは私としても納得できる、、クラシックにも、モダンにもなる、とても洗練した色であり、また、色としての幅が広い。
白、黒の濃淡だけでなく、苔色のような、緑ががかったグレーもあれば、とてつもなく青に近いグレーもある。
色は文化だと思う、、なんだか日本の色が懐かしく思う今日この頃。

2011年3月24日木曜日

オーリーブオイル


先日、日曜発行の高級紙「Observer」の付録記事を読んでいたら、「PENNE FROM HEAVEN」というタイトルで、イタリア人の母親を持つ、女性シェフAngela Hartnettが選ぶ、スーパーに並ぶイタリアン食材のランキングが載っていた。
Tesco、Marks & Spencer、Sainsbuy's、Asdaなどの、英国スーパーチェーンの商品を比較して、彼女の一言コメントも載っている。
食材は、パルメザンチーズをはじめ、ニョッキ、オリーブオイルなどなど。
今回、ベスト・オリーブオイルに選ばれたのは、なんと激安スーパー、Lidlの商品だった。
このLidl、なんせ安い。
売られている商品は、ヨーロッパ各地の激安商品。
モツァレラチーズは、ひとつ49ペンス(約75円)、、安いっ!
表示も現地語で、なんだか英国のスーパーじゃないような気にもなる、、そして、いつも行くとちょっと落ち込む、、なんだか雰囲気に。


だけど、Observer紙に選ばれたんだから、Lidlのオーリーブオイルは美味しいに間違いない!と早速、今日、仕事帰りにLidlへ直行。
そしてゲットしたのが、このオーリーブオイル「Primadonna」。
お値段は、750ミリリットルボトルで、なんと1.99ポンド(約300円)!私も、この値段に驚いた!!
ちなみに、パルメザンチーズのトップに選ばれたのは、Tescoの「Finest 30 Months」。
これは、Observer紙以前に、自分で発見していて、いつも買っているチーズ。
「高い=美味しい」ではないということ。
これからも、賢くショッピングをしよう!

2011年3月22日火曜日

Covent Garden Hotelでアフタヌーンティー


先週の日曜日に、ロンドンを拠点にヨーロッパで、お酒や焼酎のマーケティングでご活躍されている方と、ロンドンのブティックホテル、Covent Garden Hotelで、アフタヌーンティーを楽しんできた。
今、流行の女子会とばかりに、スコーンやサンドイッチをつまみつつ、思いっきりお喋りして、本当に楽しいひと時だった。
この、Covent Garden Hotel、インテリアデザインは、著名デザイナー、Kit Kempによるもの。
彼女と旦那様が、オーナーとして、Firmdale Hotelsのもと、Covent Garden Hotelの他に、ロンドン・ニューヨークに、計7つのホテルを経営している。


ロンドンのブティックホテル・ブームに大きな影響を与えた彼女。
ホテルのインテリアもやっぱり素敵だった。
大胆な柄のファブリックの椅子、アンティーク調のテーブル、クリスタルのシャンデリア、壁には魚の剥製、、一瞬、ごちゃごちゃしている様で、全体的にバランスが取れている、、そして、とてもIntimateな空間を作り出している。
こういったインテリアデザインは、よっぽどセンスに確信がないと、かなりの確率で失敗する。
ここがまさに、Kit Kempのセンスだと思う。
サービスも良かったし、雰囲気もとてもお洒落だし、アフタヌーンティーも、他の有名どころに比べると高くないし、ここはかなりお薦めかも。
シャンパン付き、ほろ酔いアフタヌーンティーを満喫した日曜日でした。

2011年3月20日日曜日

こんなお家いかがですか~「Coach House」編


私は、お家を見るのが好き、、キッチンの仕事をしていて、普段は絶対に見ることができないような、邸宅にお邪魔する機会に恵まれる、、
ロケーションは、ロンドンの高級住宅地であるChelseaをはじめ、Islington、Greenwich、Belgraviaなどなど。
普段も、不動産情報をいつもチェックしている私。
だって、「家」ってやっぱり夢がある。
玄関の向こう側が、どんな空間になっているのか、、どんな間取りか、どんなインテリアか、、もちろん、値段もすごく気になる。
もう趣味の域で、週末は、雑誌やネットで不動産情報をリサーチ。
歩いていて、素敵なお家を見つけたら、早速情報をチェックする。
昨日、紅茶を飲みながら、毎週のお楽しみ、我が地元の不動産新聞を読んでいたら、この物件を見つけた!
大きな家に挟まれた、長屋のようなこのお家、、「Coach House」って書いてあったから、元々は、馬小屋か倉庫だったのかな。
一階が、キッチン+リビング、そして2・3階はベッドルーム。
各ベッドルームには、バスルーム付きで、合計で55平米。
こんなに狭いのに、バスルームがなぜ2個あるのか、いまいち不明。
ビル夫を説得し、一緒に現場視察。
場所は、ロンドン西部のいい場所で、お家もコンパクトで可愛いのだけれど、この物件、お値段は、なんと、約4200万円、、高いなー!
と、こんなことをしつつ週末を過ごしています。

2011年3月19日土曜日

ちょっぴり、キッチントーク:レンジクッカー


はぁ、ようやく週末、、この書き出して始まる記事は幾つ目だろう。
今週は、慌しく、打ち合わせとキッチンのデザインに追われていた。
ひとつ、担当することになった高級住宅地、ケンジントン地区のプロジェクト。
住所を見て、ため息、、あぁ、憧れの場所。
図面は、キッチンだけではなく、家全体の図面を貰うので、ロンドンの中心にそびえたつ、お城のような邸宅を、まんべんなくスタディ。
このプロジェクト、どうしてもゲットしたいな、と思いつつ、いつもどおり、他のデザイナーさんとコンペティション。
クライアントさんからの、数少ないリクエストのひとつは、「ブランドにはこだわらないから、いいレンジクッカーが欲しい。」とのこと。
レンジクッカーとは、コンロの下にオーブンが内蔵されたガスレンジ。


普段は、リクエストされないレンジクッカー。
ここ1週間、色々とリサーチして、クライアントさんに推薦するのに決めたのが、この英国Mercury社のレンジクッカー。
英国のレンジクッカーブランドの中でも知られていて、いい商品とは知っていたけど、こんなに素敵なデザインだとは思っていなかった。
デザインは、著名なデザイン会社Seymourpowellによるもの。
仕上げの色も、ポップな青色やブルベーリー色もあり、なかなかいい。
あと、値段も悪くない。
デザインの主役に持ってくることが出来る存在感、、このクッカーからいいインスピレーションを受けて、デザインが一気に進んだ。
来週、プレゼンテーション、、頑張ろう!

通常ブログ再開

今朝、福岡の母と叔母と話しました。
まだ救出を待つ人、医療物資・食料の不足、そして原発の影響、、今、日本が一番大変なときですが、日本人が一致団結して頑張っていけば、絶対に乗り越える事が出来る危機だと信じています。
私も、募金活動を続けつつ、ロンドンから日本を応援しています。
ちょっと悩んだのですが、通常通り、ブログを再開することにしました。
最近は、地震の影響もあり、外出を控えている母が、私が送る英国情報を楽しみにしている、と言ってくれたのも後押ししました。
最近、お陰様で読者の方も増えてきて、少しでも、「へぇー、そうなんだ」と思える面白い情報を英国から発信していこうと思います。
これからも、どうそ宜しくお願いします。

2011年3月16日水曜日

募金活動開始


今日から、募金活動を開始した。
ブログにもアップした、インディペンダント紙の画像とキャッチコピー「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」を借用。
「Pray For Japan」よりも、こちらの方が、ポジティブなトーンで好きだったので。
会社や同じ建物内に働く人達に募金を呼びかけた。
顔見知りという事もあり、結構まとまった金額を寄付してくれた。
同じ敷地内には、おそらく300人以上は働いているから、休憩時間に、地道に募金活動をしていこうかと。
同僚から、月末の給料日をまたいだ方が効果的、とアドバイスを受けたので、これから数週間の予定で、活動を続けていこうと思う。
声をかけた人、全員、みなとても協力的で、募金PR部隊も出来つつある。
地震のニュースを見る度に、被災した人の事を思うと、胸が痛くなる、、英国人も、同じ痛みを感じている。

2011年3月14日月曜日

募金箱作り


今日は、地震のニュースが気になり、日中はいまいち仕事に集中できず、ひとり会社に残って残業。
ビジネス・ジャーナリストのビル夫は、「地震が日本に与える経済的な影響」がテーマの記事を、ここ数日、ずーっと担当していて、相当なプレッシャーもあり、かなりくたびれきっている、、
今日、仕事の後にパブに行きたいとの事で、ガス抜きが必要なビル夫の為に、了承。
というか、一度もダメなんて言った事はないのだけれど。
地震発生以来、本当に多くの友人・知人・クライアントさんから、私の家族を気遣うメッセージをもらった、、それも40人くらい、、
だいぶご無沙汰している友人や、病院でお産を間近に控えた友人、そしてビル夫のボスまで、、本当にあり難かった。
私がロンドンで出来ること、と思い、会社に募金箱を設置をすることにした。
私の会社以外にも、ご近所にたくさん会社があるので、休憩時間に廻ろうかと。
集まったお金は、British Red Crossに送る予定。
仕事帰りに早速、募金箱になりそうもの、と自宅近くの食料品店を見回って、このプリングルスの筒を購入。
募金箱にするんだったら、フレーバーはどうでも良かったのに、いつもの癖で、サワークリーム&オニオン味を購入。
なんか酸っぱい匂いがするので、洗剤で洗ったら、すっかり匂いもとれた。
これから、募金箱作り。

2011年3月12日土曜日

ロンドンより



英国でも、地震の被害の様子をトップニュースで伝えています。
写真は、高級紙インディペンデントの今日の一面。
昨日・今日と、私の家族を心配してくれた多くの友人から連絡をもらいました。
私の家族や友人は、幸いにも大丈夫だったのですが、まだ、ご家族の無事を確認できていない方、そして被災された方々の事を思うと胸が痛みます。
僅かではありますが、今日、赤十字に義援金を送りました。
被災された方々の安全、そして被災地の復興をロンドンよりお祈りしております。

2011年3月10日木曜日

観て来ました:「London Street Photography」

今日、平日にオフが取れたので、先日ブログに書いた、展覧会「London Street Photography」をMuseum of London (ロンドンミュージアム)に観にいってきました。
きっといい展覧会なのだろうとは思っていたけど、予想以上に、本当に素晴らしかった、、
ロンドンの貧困層の人達の写真を撮り続けたり、また対照的に、富裕層の優雅な生活を撮ったり、アーティスティックな雰囲気のある写真を撮ったり、、フォトグラファーの視点がとても興味深かった。
特に、1920年~1930年代の写真が見ごたえがあった。


特に気に入った一枚は、この1920年後半~1930年前半に撮影されたFleet Streetの風景。
写真はMuseum of London のウェブサイトから転載。
かつて、Fleet Streetには、多くの新聞社が立ち並んでいた。
写真手前の箱を持った少年は、新聞社に書類や写真を運ぶMessanger。
Messengerを経て、フォトグラファーやジャーナリストのキャリアを目指す少年も多かったとのこと。
路上で撮影された、表情豊かな子供たちの写真を見ていると、一瞬、まるで自分がそのシーンにいるように思えた、、
本当に素晴らしかった、この無料の展覧会、、是非お薦めです。

2011年3月9日水曜日

ロンドン・アールデコ建築~追記

ビクトリア&アルバート美術館のウェブサイトに、ロンドン・アールデコ建築マップが載っていて、興味深い情報だったので、ココにリンクを張っておきます。
だけど、ただ外観を眺めるだけはつまらない!
というわけで、ビクトリア&アルバート美術館のウェブサイトから、さらにdesignbeelondonお薦めのアールデコ・スポットを取り上げてみました、、

◎Claridge'sホテルでアフタヌーンティー
ティ-カップやお皿もアールデコ調なのかな、、ゆっくり紅茶を飲みつつ、アールデコのインテリアに浸るのはいかがでしょうか。
ここは、なかなか予約が取りずらいので、お早めに。
ウェブサイトはココをクリック

◎シャンパンを片手にOXOタワーから夕日を眺める
テムズ川沿いにそびえ立つOXOタワー。
ここのバーから眺める景色はきっと最高だろうな、、OXOタワーのレストラン・バーは、高級デパート、Harvey Nicholsが経営。メニューを見たけど、なかなかのお値段!
ウェブサイトはココをクリック。

◎Apollo Victoriaで休憩の合間に劇場を探検
現在は、ミュージカル「Wicked」が上演中。
ここでは、外観・内装ともに、アールデコスタイルを堪能できそう。
ウェブサイトはココをクリック。

うーん、誰か、私を連れて行ってください(笑)

2011年3月7日月曜日

名探偵ポアロとアールデコ

写真は、ウィキペディアより転載。

昨日、ビル夫と一緒に「名探偵ポアロ(Poirot)」の再放送をテレビで見た。
日本にも、きっとポアロ・ファンは、多いんだろうな、、
今年の初めに、「イエス、ムッシュー」でお馴染みの、ポアロを演じる俳優David Suchet に、CBEの称号が贈られた。
最近のテレビドラマで、David Suchet を見かけたけど、ポアロが探偵業を休業して、ドラマ出演してるとしか思えなかった、、
私は、正直なところ、ポアロのドラマ自体にはあまり興味がないのだけれど、ドラマの中で忠実に再現されている、アールデコ時代のファッションや、インテリアは素敵だなあ、と思う。
ちょうど、その話を親友としていたら、実は大のポアロファンなの、と彼女がカミングアウト。
そして、ポアロの事務所として撮影された建物を教えてくれた。
それが、イスリントン地区、Charterhouse SquareにあるFlorin Court。
地図は、ココをクリック。
へぇ、なるほど、、ここなのか、、金融街のシティーに程近いあたりで、最寄り駅は、バービカン。
ずばりここには、行ったことはないけど、この辺りは、お洒落なレストランやバーが多く、散策してもなかなか楽しいエリア。
クリエイティブ関連の事務所が多いエリアでもある。
ビクトリア朝や、エドワード朝の建物が、フツーに街中に立ち並ぶ英国で、アールデコの影響を受けた建物は比較的よくお目にかかる。
この、Florin Courtもまさに、そのひとつ。

写真は、V&Aウェブサイトより転載。

もうひとつ、私の、アールデコ建築のお薦めが、ロンドン西部にある「Hoover Building」。
もともとは、掃除機で有名なHoover の英国本部・工場だった。
現在は、一部が大手スーパーチェーンのTescoになっているのだけれど、このHoover Buildingは、英国でも稀な、とても完成度の高いアールデコ建築の代表作で、歴史的建造物として Grade IIに指定されている。
週末の早朝、このTescoにショッピングにくるのだけど、いつも建物を眺めるために、その美しさにボーっとしてしまう、、
一度でいいから、この建物が生まれた時の、時代の勢いを肌で感じてみたい。

2011年3月6日日曜日

グリーティング・キス

在英10年目にして、まだいまいち慣れないこと、、グリーティング・キス。
挨拶の際に、交わすキスのこと。
別に嫌なわけではなく、ルールがはっきりしないから、いまいちキスの際に混乱する。
内向的な英国人は、伝統的には、挨拶の際には、相手にキスをしない。
だけど、大陸ヨーロッパ(自身もヨーロピアンなのに、島国出身の英国人は、大陸ヨーロッパの人を「ヨーロピアン」と呼ぶ)の影響で、グリーティング・キスも一般化してきた。
基本的には、片頬に1回が、英国でのルールみたいだけど、私のまわりでは、基本的に、片頬に一回づつの、2回が多い気がする。
私が相手にキスする場合は、2回する。
だけど、右からや、左からというルールもないし、頬を合わせてキスをするフリをする人もあれば、本気でキスをしてくる人もいる、、
たまに(というか、頻繁に!)ニア・ミスが起こりやすい、、
あと、私の、ギリシャ人の男友達なんか、唇のホント近くに、本気でキスをしてくる、、
もうひとりのドイツ人の男友達には、両肩をがっしっと握られ、身動きもできないまま、キスをしてくる、、まぁ、いいんだけど!(笑)
たまに、キザな人は、映画のジェントルマン風に、手の甲にキスをしてくる、、日本人の私には、これくらいの距離感がいい。
アメリカ人の友人とは、キスのかわりに、ハグが多い気がするし、、
みんさん、海外に出ると、まずこのグリーティングの試練、頑張ってください!(笑)

デザイン・ミュージアム


昨日は、親友とデート。
彼女の提案で、久々にデザイン・ミュージアムの展覧会「Design Award 2011」を観に。
ロンドン・ブリッジ沿い、Shad Thamesというエリア。
もともとは、テムズ川流通の倉庫街だったのだけど、80年~90年代にかけて、開発が行われ、お洒落な街に生まれ変わった、、
コンラン卿がこの開発に携わり、デザイン・ミュージアム、そして、コンラン系のレストランが立ち並ぶ。


と、いってもテムズのこの辺り、なかなか足を運ばない。
West Londonerの私にとっては、かなり遠い目的地。
著名プロダクトデザイナーの事務所で働く親友、彼女の事務所で働くスペイン人のインターンと一緒に、展覧会を観て回った。
展覧会は、まぁいいのだけれど、入場料は10ポンド(約1400円)、、英国の多くのミュージアム、ギャラリーが無料で質の高い展示をする中で、この金額には驚いた。
愛するV&Aでもこんな高い入場料とらないと思う、、展覧会の規模・内容に対して、あまりにも高すぎる、、


なんとなく、デザイン・ミュージアムの雰囲気が苦手、、なんだか尖がってる、、ちょっとエリートな空気が流れる、、
ただ、一度は行く価値はあるかな。
もうすぐ、ロンドン西部、Holland Parkに移転するデザイン・ミュージアム。
リニューアルに期待したい。


その後、インターン君とは別れ、セントラルロンドンに移動。
ロンドン・ブリッジから、もう廃止された旧型ダブルデッカー、routemaster(ルートマスター)が走っていた!
2005年に廃止後も、ロンドン市内の観光ルート、数ルートは走っているのは知っていたけど、15番ルートがそうだとは知らなかった。


感動してバスに飛び乗る、、学生時代、このバスに乗って、ロンドンを色々と回った。
トラファルガー・スクエアーでバスを降り、Sohoのコーヒーショップ、Fernandez & Wellsで親友と人生について語り合う、、そんな週末。

2011年3月1日火曜日

英国の景気

英国の景気はどうですか、、?と良く聞かれる。
全体的な部分でのコメントは、はっきり言えないのだけれど、決して良くないと思う。
毎朝、ロンドン有数のショッピングストリート、キングス・ロードをバスで通る。
最近、閉店するお店が本当に多くなった、、あれここもか、、え、ここも?ってな感じで。
日本同様、英国でも、消費が落ち込んでいる。
先日、英国の家具メーカー、Habitatのリージェント・ストリート店が閉店した。
これは、結構ショックだった。
ピカデリーとオックスフォード・サーカスの間、まさにロンドンのおへその部分にあった、大きなショップ。
物凄い家賃だったと思う、、そういえば、最近、Habitatは元気がないと思っていた。
インテリア関連商品の景気はかなり落ち込んでいると思う、、
こんな中、日本の素敵な商品を海外へ、というのは、かなり厳しいのだと思う。
というか、商品を売り込む、というのでは、よっぽどではない限り駄目なんじゃないかな。
日本独自の技術とか、そういった海外が真似できない部分の輸出でないと難しいと思う。
もっと、日本に元気になって欲しいと思いつつ、対ヨーロッパのビジネスはかなり頭をひねる必要がある、、と思う今日この頃。