2011年8月29日月曜日

グラスゴーお土産セレクション

グラスゴーで買ったお土産を紹介します。


◎スコットランドの名産品、Walkers のショート・ブレッド(バター・クッキー)
Walkers のこの缶シリーズは、空港でしか販売していない、、
この缶が可愛くて、いつも私の日本へのお土産の定番商品、、他のデザインもあり。
今回は、自分へのお土産、、Scottish Piper も早速、自宅のキッチンでくつろいでます。


◎Tunnockティーケーキ柄のTシャツ
これは、ビル夫へのお土産、、スコットランドで長年親しまれている、Tunnock
ティーケーキをモチーフにしたTシャツ。
Glasgow School of Art でテキスタイルデザインを学んだ、Gillian Kyleによるプロダクト。
マグカップやエプロンなど、他の商品もなかなか可愛かった。


◎写真集「Glasgow 1955: Through the Lens」
1955年に、グラスゴー市が、街の記録として、アマチュアの写真家に、グラスゴーの日常を撮影して欲しいと依頼したプロジェクト。
重工業でグラスゴーに勢いがあった時代の、庶民の日常を捉えた貴重な写真の数々。
60年代以降、産業は急激に衰えていく、、だけど、この写真が撮られた時は誰も、その時代の変化を予期していなかった、、


◎The Scottish Colourist、Francis Cadell のプリント
今回訪れた、Huntarian Museumで観た、The Scottish Colouristの作品に感動。
深い色合い、コントラスト、、美しかった、、
フランスの印象派に影響を受けながら、独自のスタイルを確立した The Scottish Colourist、、
60年代にアート学生だった叔父さん曰く、当時は、The Scottish Colouristの作品は、数百ポンドで購入できたのだとか、、
今では、貴重な作品として、ミュージアムで展示されています。


◎スコットランド地図のティータオル
Pound Shop(全てが1ポンドの、100円ショップのようなもの)で、購入したティータオル。
料理をしながら、スコットランドの地図を勉強しようと思って。

I LOVE GLASGOW - グラスゴーの魅力


8月末の連休、2泊のグラスゴー休暇から帰ってきました。
明日から住みたいくらい、とても大好きな街、グラスゴー。
ビル夫の叔父夫妻が、金曜日の夜にグラスゴー空港に到着した私を迎えに来てくれた。
グラスゴー大学、植物園に程近い、West Endと呼ばれる、グラスゴーの閑静な住宅街に叔父夫妻の自宅がある、、ビクトリア時代に建てられた、Tenementと言われる、美しいアパート(日本語でいう、マンション)が立ち並ぶ。


アート・デザインの名門であるGlasgow School of Art出身の叔父夫妻、、センスのいい自宅を見ると、いつもため息が出る、、
自宅に到着すると、お腹は空いてない?と、もう夜の11時過ぎながら、ティータイム。
チーズ好きの私の為に、近所のチーズ専門店から、スコットランド産のブルーチーズをわざわざ買っていてくれた。
叔母が、グラスゴーでは、静かにバス停でバスを待っていられないと、、誰かが絶対に話しかけてくるらしい。
グラスゴーの人達: glaswegianは、陽気で、お喋り好き、叔母曰く、やじ馬根性で、他人の事を色々と知りたがるらしい、、
そんなわけで、私たちも、美味しいチーズを食べながら、朝1時までお喋りが止まらなかった、、


エジンバラが京都だったら、グラスゴーは、大阪といったところか。
距離的にも、人の雰囲気も、社会的にも、とても似通っている。
人もそうだし、もうひとつ私がグラスゴーが好きな理由、それは、とてもクリエイティブな街だということ。
今回は、モダンアートに多大な影響を与えた、Glasgow Boys、The Scottish Colourists の絵画に触れ、マッキントッシュがデザインした、Glasgow School of Artも見学してきた。
作品を見ながら、胸の奥で、じんわりと、作品に吸い込まれるような感動を覚えた。
そして、友人でもあり、グラスゴーを拠点に活動するジャズミュージシャン、Raymond Harrisにも再会、、今秋にアルバム2枚をリリース予定で、日本でもリリースされるということ。
サイン入りのアルバムまでプレゼントしてくれた。


私は、この街の人が好き。
ロンドンよりも、人の心がもっと裸に近い気がする、、何より、人がsympathetic(情が厚い)ということ。
Glasgow Boysの絵画にも、Glasgow School of Artにも、彼らが思いを馳せた、日本文化の影響があちらこちらに見られた。
グラスゴーの人達のやじ馬根性、いや、ハングリーなくらいの、人への好奇心、まわりの世界への好奇心がこの街のクリエイティビティーに繋がっているんだと思った。
今回の旅では、ロンドンに長く住んでいて、他人に対して警戒心が強くなっている自分に気付いた。
まだまだ、グラスゴーを見きれていない、、また、旅行の計画を立てなくちゃ。

2011年8月22日月曜日

The Rutles:英国のユーモア


日曜日に、ビル夫の長年の友人が自宅に遊びに来た。
前回会ったのは、1年前以上になる、、ノースハンプトンで、音楽の教師をしている彼は、マイルドなユーモアのセンスの持ち主。
静かに、ぼそりと面白いことを言う彼とは、いつもお喋りを始めると止まらなくなる。
夕食後、ビル夫と彼が、パソコンでThe Rutlesの映像を見て、げらげら笑っていた。
The Rutles(ザ・ラトルズ)とは、モンティ・パイソンのメンバーだった、エリック・アイドルが出演した、ビートルズのパロディ・バンド。
ビートルズの曲や歌詞を、ユーモアたっぷりに編曲、、かなり手が込んでるんだけど、今こんなことしたら、著作権で訴えられそう。
日本にも、ファンが多いみたい、、詳しくはココをクリック
この、ジョン・レノンとオノ・ヨーコのパロディー、あぁ、面白かった、、久々にこんなに笑ったかも。
これが、まさに英国のユーモアだな、、英国お得意のドイツx戦争ネタだし。
と、ちょっと解説しずらいので、映像だけアップします。

2011年8月20日土曜日

ブラッド・ピット in Glasgow


最近、ブラッド・ピットが、最新作の撮影で英国に滞在中で、ちょっぴりお茶の間の話題になっている、、って、まぁ、私のまわりだけかな(笑)
アンジェリーナ・ジョリーと子供たちも一緒に滞在していて、ロンドンでは、南西部の閑静な住宅地、リッチモンドの邸宅を借りているのだとか。
数日前は、ブラピ家族が、列車を貸切って、撮影場所であるグラスゴーに向かったと、写真付きで、新聞に大きく載っていた、、さすが、ビッグスターはやることが違う。
ちなみに、ロンドン-グラスゴー間で、£40,000(約560万円)で列車を貸し切ることが出来るらしい、、
写真を拝借したDaily Mail紙では、現地でブラピのお世話をしている女性が話題になっているけど、私が面白いな、と思った事は、このシーンは、フィラデルフィアの設定だということ。
グラスゴー市内の撮影現場では、イエロー・キャブ、警官、を投入して、道路標示も変え、さながら、アメリカの都市に変貌したグラスゴー。


道幅の広さや、建築のスタイル、そして、碁盤の目のような街並みがフィラデルフィアの街に似通っているから、グラスゴーで撮影が決まったとのこと。
私は、スコットランドに家族がいるので、グラスゴーやアバディーンなど、スコットランドを定期的に訪れるけど、スコットランドの建築は、イングランドと全く違うスタイルだということ。
特に、都市の中での建物のスケール、壮大さでいえば、イングランドは、スコットランドには敵わない。


また、建築に使われている石や、装飾なども全く違って興味深い。
ロンドンでは、例えば、オックスフォード・サーカスとピカデリーをつなぐ、Regent Streetでは、都市計画で知られた建築家、John Nashによる、道幅が大きな、計画されたストリートが見られるけど、他はあまり思いつかない、、
この話をアバディーンに住む、義理の母、フランシスと話していたら、アメリカの小説家、Edith Wharton原作による、映画「The House of Mirth」(2000年)のNYのシーンも、グラスゴーで撮影が行われたのだとか。
来週末の連休は、グラスゴーに滞在予定で、ビル夫の叔父夫妻にグラスゴーを案内してもらう予定なので、建築・歴史など、色々話を聞いてみようと思う。
ブラピにも遭遇できるかな~

2011年8月18日木曜日

またひとつ


昨日、またひとつ歳とりました。
母から届いたカードには、「サンサンの年で、昔は、貴方が結婚して、ロンドンに住むなんて夢にも思っていませんでした。」と書いてあった。
私が生まれた年は、水不足の年で、知り合いから届いた水で、私の布オムツを必死で洗ってくれた母、、確かに、私にとっても、この人生は想定外!
日本とスコットランドの家族からお祝いのカードとプレゼントをたくさん貰った。
職場では、Birthday Girl(Lady?)の私が日本食を作って、同僚がプロセッコ(イタリアのスパークリング・ワイン)とケーキを買ってくれて、お祝いの歌まで歌ってくれた!
同僚のリクエストに応え、朝5時に起きて、おにぎりを握ってきた、、写真は、そのランチの様子。
ビル夫からは、朝起きると、前回ブログにアップした、展覧会London Street Photographyの写真集とカードを貰った、、夜は2人で外食。
いつも私の事を想ってくれる家族・友人に囲まれた人生をありがたく思う、、

2011年8月12日金曜日

Social Confidence: ソーシャル・コンフィデンス


ロンドンの暴動はなんとかおさまったみたい、、安心した~
今回の暴動の件で、私の事を心配してくれた、日本にいる友人からたくさんのメールを頂きました、、本当にありがとう!
いつもどおり、職場最寄り駅のSouth Kensington駅に到着。
母からこういったのが無駄使い!といつも言われるのだけど、駅前の、サンドイッチ・チェーン、Pret A Mangerでコーヒーをテイク・アウェイ、、毎朝、このコーヒーを飲みながら、色々と思想に耽るのが日課になっている。
と、コーヒーを片手にPret A Mangerを出ると、The Big Issueのベンダーさん(販売者)が。
The Big Issueは、英国発祥の、ホームレスの社会復帰を目的としたチャリティー団体。
ベンダーさんが、The Big Issueの雑誌を2ポンド(約300円)で販売し、半額の1ポンドが手元に残るというビジネスモデル、、日本でも、The Big Issueが販売されている。
早速、50歳くらいの男性のベンダーさんからThe Big Issueを購入。
英国に来て、特に思うようになったこと、それは、Social Confidence [ 社会で成功する為の自信 ]は、自分の境遇だったり、生まれ育った環境に寄るところがとても大きいということ。
親に愛されて育ったり、経済的に恵まれていたり、教育などの人生のチャンスが与えられたり、、そういった人の方が、親に虐待されたり、経済的に苦労したり、自分が望んだ教育を受けれなかった人よりも、Social Confidenceが大きいに決まってる。
階級社会の英国にいると、Social Confidenceの格差をつくづく感じる。
よく、恵まれた環境で育った、Social Confidenceに満ち溢れている人が、あたかも、全て自分の努力で成功したように、私に話してくる、、いや、もうちょっと自分に与えられたチャンスに感謝してもいいんじゃないかと思う。
今朝出会ったベンダーさんも、自分がなりたくてホームレスになったはずがない、、難しい境遇があったんだと思う、だけど、今ポジティブに社会復帰へ向けて頑張ってる。
すぐに愚痴を言いがちな私だけど、日々、感謝の気持ちを忘れずに生きていきたい。

2011年8月9日火曜日

ロンドンの暴動


週末に始まったロンドンの暴動は、日毎にエスカレートしている様子、、心配だな。
今日は、職場を4時に早退して、自宅待機。
私のように、安全の為、早めに仕事を切り上げた人も多かったみたい。
ロンドン市内各地で暴動が起きてるけど、昨晩、我が街イーリングでも、暴動があった。
Old Ealingと呼ばれる、イーリングの中でも、一番美しく、閑静な住宅街で。
かつて友人が住んでいた、Old Ealingにあるフラットが全焼して、写真が新聞の一面に載っていた、、どうやら火炎瓶が投げ込まれたみたい。
友人を訪ねて、何度も訪れた場所だけに、とにかく悲しい。
私の家のすぐ近くでも暴動が起きて、夜中にサイレンの音を聞いたかと思ったら、朝、私の自宅の同じ通りにある車が全焼していた、、
明確な動機がないこの暴動に対して、本当に憤りを感じる、、
事態が早く収束することを心より願っています。

2011年8月7日日曜日

バルセロナから帰国しました。


今朝、バルセロナから帰国しました。
いや~、一週間の滞在、最高に満喫しました!
今回は、サグラダ・ファミリアから徒歩15分くらいの、ユネスコ世界遺産に指定されているHospital de Sant Pau(サン・パウ病院)の目の前のアパートに滞在。
バルセロナの中心地ながら、地元の人が普通に生活をしている住宅地で、スーパーや八百屋さん、お魚屋さんがアパートから徒歩5分圏内にあり、とても生活がしやすかった。
写真はアパート近くからの眺め、、奥に見えるのがサグラダ・ファミリア。


今回は、ほとんど観光地には、足を踏み入れずに、市内を散策したり、モダニズムの建築を観たり、アンティーク・マーケットに行ったり、、という日々を過ごしていました。
今回は、アパートのミニ・キッチンでほとんど自炊。
簡単な料理しか作らなかったけど、毎日食べていたのが、この写真中央のPimentos del Padron、、しし唐のようなもの?
昨年のサンセバスチャンで食べて以来、はまってしまった、、オリーブ・オイルで素揚げして、塩を軽く振って食べるんだけど、ちょっぴり苦味があって最高に美味しい。


朝食後は、近くのカフェで、サグラダ・ファミリアを眺めながら、美味しいコーヒーを飲み、夕食後は、サン・パウ病院前のバーで、日が暮れるまでのんびりビールを飲んでいました。
バルセロナって、大都市なのに、なんでこんなに人がフレンドリーで親切なんだろう、と思うくらいこの街の人が好き。
また、カタルーニャ文化のクリエイティビティーの凄さにも触れた滞在でもありました、、次回のブログにアップします。