2011年1月1日土曜日

謹賀新年-英国料理

目が覚めたら、2011年!
今年も何卒宜しくお願いいたします。
新年早々、まずはミルクがたっぷり入った紅茶を飲みながら、しんみり物思いに耽っています。
昨日までの、2010年を振り返ってみると、まず思うことは、英国への「愛」が増した1年でありました。
英国在住10年なれど、仕事、プライベートもようやく落ち着き、ようやく英国を楽しむ余裕が出てきた。

義理のお母さん、フランシスの手作りフィッシュパイ。
クリームの入らない、素朴なマッシュポテトに燻製のハドック(モンツキダラ)やグリンピースが入っている。

つくづく、英国文化って、スルメみたいだなぁ、と思う。
なんか、噛めば噛むほど、魅力がにじみ出てくる。
私は、留学生時代の初めの数年間は、殆ど英国人と話す機会に恵まれなかった、、これは、英国に留学する学生さんが感じるジレンマでもあると思う。
今は、英国社会の一員として、仕事をして、税金を払って、、そうした生活の中で、英国文化の魅力を感じる機会を与えられたことは、本当に有難い。

カレイのフライの野菜添え。カレイが新鮮で本当に美味しかった。

今回のスコットランド滞在では、英国料理の美味しさをあらためて感じた。
まず皆が言うこと、「英国料理はまずい」、、そんなことはないです。
秘密は、本当に美味しい英国料理は、レストランの料理でなく、家庭料理である、ということ。
もちろん、フランスやイタリアの家庭料理に比べれば、なんか質素に見えてしまうけど、そのシンプルで素朴な味は、心に染み入る美味しさがある。

 Arbroath smokieという、ハドック(モンツキダラ)の燻製。
アバディーンから程近い、北海沿いの街、Arbroathの名産品。
かなりの燻製具合でお酒に合いそう。レモンを絞って焼酎の友にいいかも、、

今回、スコットランドで食べた美味しかった英国料理の写真をアップします。
英国人は、一皿のシンプルな料理を本当に美味しそうに食べる。
たまにというか、よく出会う、くたくたに茹でられたブロッコリーや人参も、卓上で味付けをしながら、会話を楽しみながら、ゆっくり、大切に食事を食べる。
それが、「美味しい」のだと思う。

グラスゴーのチーズ屋さん「I.J.Mellis」にて。スコットランド各地のローカルチーズが揃う。

と、こんなことを書きながら、お雑煮が恋しくなっちゃった。
元旦の今日、義理のお母さんと一緒にどんな食事を食べるんだろう。

ビル夫の叔母さん、シシリアの手作りケーキ。クルミがたくさん入っていて美味しかった。
英国の素朴なティーケーキです。


2 件のコメント:

  1. Happy New Year!

    モンツキダラの燻製、美味しそう。カレイのフライも。

    今年もヨロシクね。いい年にしようね。

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  2. 今回は、食事も含めスコットランドを満喫しました。
    NYの大雪のニュースを見たけど、ボストンは大丈夫なのかな?
    今年も宜しく~

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