土曜の夜、英国映画「Educating Rita」(邦題:リタと大学教授)を観て過ごした。
リバプールが舞台のこの映画、労働者階級出身の美容師、Rita(ジュリー・ウォルターズ)が文学を学ぶため、酒に溺れる大学教授(マイケル・ケーン)から、社会人講座を通して、個人教授を受け、文学だけでなく、真の自分を発見していく、、というストーリー。
Ritaが、同じ大学で学ぶ、ミドル・クラス出身の同級生らに気負いして、なかなか馴染めないシーンが印象に残った。
英国に根強く残るクラス社会、、こういった映画で描かれる労働者階級出身者の姿が、必ずしも本当だとは言えないけど、間違ってもいないと思う。
私は、出会う人の出身や家柄なんて、どうでもいい事だと思っている。
社会的には重要な事なのかもしれないけど、私が、その人を個人的に評価する上では、全く関係のない事、というのを今までの経験を通して学ばせてもらった。
だけど、サブジェクトとしての、英国社会の成り立ちに、日本人というアウトサイダーとして、とても興味がある。
Ritaが、彼女自身が望んだ高等教育を受けて、本当に幸せになったかはわからない。
だけど、教育を受けて、人生の選択肢を得たということは意味があったと思う。
マイケル・ケーンとジュリー・ウォルターズの名演が光る、色々と考えさせられた映画でした。
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